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ごあいさつ

賀茂神社は、奈良時代、陰陽道によって選ばれた地に創建された屈指の社であり、最良のパワースポットの地、御神威のあらたかな神社として崇敬をいただいております。
本年9月4日、全国各地を襲った台風21号によって、近代稀な樹齢約1000年という御神木が倒木するという誠に残念で悲しい出来事がございました。
この御神木は「大杉大明神」として崇敬されると共に、白蛇伝説の伝承のある霊木でありました。御神木に救われ、生きる希望を戴いたという方々は数知れず、全国各地よりお別れにお越し戴いております。
また、日本の「馬の聖地」としてシンボルでもあった「御神馬」も時同じくして倒壊する事となった次第であります。
これらの復旧には相当な時間と費用を要し、大変困惑しておりましたところ、全国各地より義援金募集の窓口を作ってほしいとの依頼を大変多くいただき、皆様方のお言葉を有り難く受け止め、この度義援金の窓口を開設させて戴きました。
一日も早く国の災厄封じ、再生の社として、心癒される社を取り戻して参りたいと存じます。全国各地で被害の相次ぐ中、心苦しい限りではありますが、神様へのお供えとして、皆様方の許しうる限りの御奉賛を賜りますよう、下記にて詳細を御案内申し上げますので、何卒宜しくお願い申し上げます。
                                                 賀茂神社宮司 岡 田 裕 正 拝 

義援金の御奉賛について

どうぞ、皆様方の誠心を賜り、一日も早く復興できますよう、御協力を切にお願い申し上げます。
この度、御賛同賜り、義援金のご協力を戴く皆様方は、
義援金のために開設いたしました賀茂神社の御奉賛窓口(ゆうちょ銀行、京都銀行、滋賀銀行)からお送りいただきますよう、お願い申し上げます。
 
義捐金窓口 ・ゆうちょ銀行 江頭支店(468) 普通 2413777
      ・京都銀行近江八幡支店 普通 1145495
            ・滋賀銀行江頭支店 普通 397607
口座名義  「賀茂神社」
 
御協力賜りました皆様には誠にお手数をお掛けいたしますが、下記フォームから、必要事項をお書き下さり、お送り下さい。
このお申し込みをもとに賀茂神様に謹んで御奉告の祝詞を奏上致します。
また、復興が叶いました後には、御神木の一部の品をお送りいたします。(どのようなものになるかは未定です。ご了承下さい)
 

義援金御奉賛申し込み

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※誠に恐れ入りますが確認のため送金銀行をお教え下さい
義援金奉賛額
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注) 半角英数字のみ
おことば
※何か思いをお伝えされる方はこちらにお書き下さい。

御神木「大杉大明神」

当社御神木は白蛇伝説の伝わる『大杉大明神』として、樹齢1000年の大木として崇敬を受け、多くの人々の生きる希望として、大自然の英智として力を戴きに全国各地よりお詣りにお越しいただいておりました。
その御神木が1000年の時を越えて倒木(古来では木が横になると言います)致しました。
台風21号が近づき、東からの風も次第に強くなり出した午後12時過ぎ、危険を伴うことから職員も全員帰宅させました。風も東から南へと変わりだした午後2時前、一人残った禰宜が「がんばれ」、「もう少しで台風が過ぎるから踏ん張れ」と祈りを捧げておりました。
その時、ふと家の様子を見なければと頭をよぎり、一旦帰宅致しました。そして家の周辺の片付けを終えた後、午後3時過ぎに戻った折には倒木していました。
誰にも看取られることなく孤独の中で1000年の歴史の幕を一旦下ろしたのです。
御神木が倒れた午後2時半過ぎは風も東南の風でありました。しかしながら御神木は西南西の御神馬のところに倒れていったのであります。風向きからは考えられない方角に横たわったのであります。
1000年という時空を越え、この地球上の多くの先人達と同じ空気を吸い、信長の焼き討ちを始め数度の兵火にも耐えてきた足跡に終止符を打ちました。
平安時代の清少納言や藤原道長の生きていた時代に芽を出し、歴史の生き証人として長い年月この世を見まもってきた御神木です。
これからの未来を託すために、今までの全ての災厄を封じ、リセットしてくれたのではないでしょうか。
私たちにはそうとしか思えません。
そして、賀茂神社が国の災い封じとして創建され、奈良時代に国難をリセットするために創建されたこの神社で、今までの災厄を全て引き受け、リセットするために明治150年の年、翌年に御代代わりを控えた本年に、今しかないそんなときに、私たちやこの地球を守るために託してくれたのではないでしょうか?
この御神木は、今も境内に横たわっております。そして、これからこの御神木の体は次の役目の為に一旦境内を離れます。(預かってもらいます)
そしてその後、再び賀茂神社へ戻り、今現在取り組んでおります「縄文の精神を取り戻すための造営事業」の建物造りに関わってもらいます。その建造物は1000年以上建ち続けてくれるでしょう。
そのためにも、いち早く皆様方のお力を御浄財という形でお預かりさせて戴き、皆様と一緒に縄文の建物を今の時代に造らせて戴きたいと思います。

威厳を誇っていた、建っていたときの御神木の写真

倒木(横たわった)御神木

御神馬像「馬神」

今から1350年以上前の事です。天智天皇は白村江の戦いにより大陸の脅威を感じ、我が国に騎馬部隊を充実させるために全国に三カ所の馬の繁殖と調教の馬のための牧場を建設致しました。それが当地です。
それ以降、天平八年(西洋歴736年)5月6日、聖武天皇が国難を除くために、陰陽道で中心として当地を選び、社殿を創建致しました。境内に馬場が設けられ、馬の調教具合を試すために賀茂大神様へ奉納神事を行い、脈々と受け継がれてきた当地の馬の文化が、歴史の足跡が受け継がれています。
その歴史を刻むため、左記の大戦によって供出されていた「御神馬の銅像」を平成2年有志の方々の誠心で、当時は日本で一番大きな御神馬像が完成しました。
日本の「馬の聖地」としての馬の魂やどる地として、多くの関係者の方々の心のよりどころとして信仰されてきた御神馬です。
多くの方々が大切に仲間として貴い時間を共有してきた馬たちの魂が宿る地として、祈られてきた御神馬が、平成30年9月4日、台風21号によって御神木を招くように、迎える様に共に横になってしまいました。
御神木も御神馬も魂が宿っていた。そう感じさせてもらえる、わからせてもらえる出来事でした。
御神木が倒木(横になった)ことによって、御神馬はその下敷きになったように横たわっていますが、実は御神馬の足は折れてしまいましたが、首も体もつぶれてはいません。御神馬、御神木が一緒に添い寝しているようです。
どうか、この御神馬、御神木の早期復旧の為に全国の皆様方のあたたかいまごころを御願い申し上げる次第であります。
 

倒れる前の御神馬

横になった御神馬

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賀茂神社
〒523-0058
滋賀県近江八幡市加茂町1691番地
TEL.0748-33-0123
FAX.0748-36-3830
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