立柱

10月14日、棟梁自らの手で、祈祷殿建設地に足場を設置頂きました。
10月15日、早朝、棟梁を始め匠方がお集まり頂き、立柱が行われました。
社寺建築匠の工場にて永年乾燥が施され、棟梁の手で柱に仕上げられた木々達の命がここ賀茂神社に集まりました。
棟梁の手で、古来、鉋(かんな)が無かった時代に使われていた槍鉋(やりがんな)にて柱を仕上げて頂きました。7寸角(約21センチ)の国内に生えていた木々達を棟梁が一本一本、尊い命に触れるが如く、丁寧に心を込め、命を見いだす気持ちで仕上げて頂いた柱です。
仕上がり具合は、静かな湖面のごとく波打っているやさしい木肌触りで、ご縁を戴き、御奉賛戴いた方の心(魂)と木々達の魂がここに集まった。そんな気がします。
棟梁の工場で仕上げられた柱です。
柱を起こしています。

羽目板

立柱が終わり、次に20本の柱の間に壁となる羽目板(はめいた)を納めて戴きました。
この羽目板には樹齢500年~1000年も国内で生きてきた赤椨(あかたぶ)の木、数百年生きてきた楠(くすのき)の木々達の尊い命を使わせて戴いております。すべて純国産であり、一部境内の楠もこちらの羽目板にして戴いております。
森はいろんな木々が集まって森を形成する。檜ばかりの山は檜林であり、いろんな樹種の木々達が集まることで共鳴するのであると棟梁は言われます。人間もいろんなお考えの方がおられるから社会を形成することができるのであります。棟梁の思いで、国内(この地域)のいろんな場所からいろんな木々が最高の部材として集められております。
総檜造りが良しとされておりますが(現在は国内産はほとんど無く外材ばかりが使用されています)、古来はその地域いろんな木が集められてお互いに共鳴させながら造営されていた事を、今の時代に改めてよみがえりました。
数百年を経た羽目板は、いろんなめをしております。いろんな時代、気候の変化等にも耐えてきた木々が時代を経て、ここ賀茂神社の境内に招かれるがごとく集まってきてくれました。
羽目板一枚一枚がいろんな顔をしております。いろんな方が描かれた絵画の様です。
日本の気があつまるとされ、日本の災厄を封じ込めるために造営された賀茂神社境内に日本の本物のあるべき姿が具現化されてきました。ご覧頂いた皆様には是非、一度お越し頂き、日本の本物の心を感じる為に見に来て下さい。そして、もう一度皆さんの心を集めて、日本の未来の希望を木々達の中で再確認しようではありませんか!今の時代を生きていることを喜ぼうではありませんか。
皆様方のご賛同を戴き、造営事業を成功させ、大海に一石を投じ、大きなうねりの波を起こし、未来の明るい「日の本の陽いづる国」を誇りある国にして参りたいと思います。皆様のご賛同を念願致します。
賀茂神社
〒523-0058
滋賀県近江八幡市加茂町1691番地
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FAX.0748-36-3830
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