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馬上武芸奉納祭

主催者挨拶

紅葉台木曽馬牧場関西 

このたび私たち紅葉台木曽馬牧場は、来る11月30日(土)、「日本の馬の聖地」として知られる滋賀県近江八幡市の賀茂神社において、昨年に引き続き神事奉納を行います。
競べ馬(くらべうま)や流鏑馬(やぶさめ)といった様々な演武を奉納する機会をいただきました。この奉納に際し皆様にぜひご覧いただきたいと考えているのが、特色ある私たちの相棒、日本の馬本来の姿を今に伝える「和種馬」たちです。
現代社会ではまったく日陰の存在となってしまった日本の馬たち。この存在を見直す過程で私たちは、日本の馬本来の姿を復元するだけでなく、その優れた動きを引き出す騎乗方法や、先人の生み出した合理性の高い馬具にも注目し、それらを最大限に生かす「和式馬術」の復興も必要であると知り、日々史料調査と実践による探究を行っております。
古来、各地方から選ばれた優秀な馬たちが集い競ってきた神聖な彼の地を力強く駆け抜ける「和種馬」たちの姿は、何もかもが国際化の波に飲まれる現代において、日本人が持つべき誇りを取り戻す一端を担うことができるでしょう。
まだまだ手さぐり状態ではありますが、精一杯納めさせていただきますので、少しでも皆様に、馬たちを通して躍動感あふれるいにしえの日本を感じていただけたらと思います。                 
                                            御猟野乃杜牧場  磯部育実

宮司挨拶

賀茂神社は日本の馬の聖地として信仰いただいております。
また、奈良時代に混沌とした世を救うため、陰陽道を駆使して日本の「気」の集まる地(中心地)を当地に選定し、日本の災厄を封じるために創建された神社であります。
疲弊した世にあって、一人でも多くの方々が、この世を生きる喜びを感じてもらえるように、日本の再生を祈念して、日本の気の集まる地、馬の聖地において実施戴くこととなりました。
古来より、日本人は馬とご縁があり、馬と共に歩んできた歴史があります。だからこそ、それぞれの地域の神社の神様の乗り物として神馬があり、馬にまつわる行事が数多く行われてきました。戦国時代でも、馬が大きな役割を果たしており、農業についても、物の運搬についても、馬が大きく関わっており、日本の歴史に大きく影響を及ぼしてきてくれました。
しかしながら、近年の経済成長、機械化文明の波におされ、馬が役目を終え、機械がその役を担っております。
このこと等から、この度の行事を通じて、古来から受け継がれてきた馬との歴史の一端を垣間見ていただき、日本の美しい歴史と伝統に触れ、「新しい時代を夢見る」。そんなひとときを過ごす日があってもいいのではないかと考える次第であります。
そこで、私どもでは、一人でも多くの方々が馬を通して生きることの喜びを感じ、日頃の追われた日々から解放され、大いなる自然界の息吹を感じていただける時間を過ごしていただけるよう、午年の本年に馬の聖地と信仰される当社にて初めての奉納行事として斎行いただきます。
全国的にも初めてのお祭でありますので、一人でも多くの方々にご観覧いただければと存じます。皆様方のご協力を戴き、一人でも多くの方々に知っていただければと存じます。
このページをご覧いただいた皆様!是非ともご予定に入れていただければ幸いです。また、一人でも多くの方々にお伝え下さい。このすばらしい奉納行事が行われることを認知いただけることだと思います。どうかよろしくお願いします。
末筆ながら、皆様の益々のご繁栄をお祈り申し上げます。              敬 具
                         賀茂神社 宮司 岡 田 裕 正

過去の様子

賀茂神社
〒523-0058
滋賀県近江八幡市加茂町1691番地
TEL.0748-33-0123
FAX.0748-36-3830
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