我が国、馬の聖地の『馬神様』
今から1350年以上前の事です。天智天皇は白村江の戦いにより大陸の脅威を感じ、我が国に騎馬部隊を充実させるために全国に三カ所の馬の繁殖と調教の馬のための牧場を建設致しました。それが当地です。
それ以降、天平八年(西洋歴736年)5月6日、聖武天皇が国難を除くために、陰陽道で中心として当地を選び、社殿を創建致しました。境内に馬場が設けられ、馬の調教具合を試すために賀茂大神様へ奉納神事を行い、脈々と受け継がれてきた当地の馬の文化が、歴史の足跡が受け継がれています。
その歴史を刻むため、左記の大戦によって供出されていた「御神馬の銅像」を平成2年有志の方々の誠心で、当時は日本で一番大きな御神馬像が完成しました。
日本の「馬の聖地」としての馬の魂やどる地として、多くの関係者の方々の心のよりどころとして信仰されてきた御神馬です。
多くの方々が大切に仲間として貴い時間を共有してきた馬たちの魂が宿る地として、祈られてきた御神馬が、平成30年9月4日、台風21号によって御神木を招くように、迎える様に共に横になってしまいました。
御神木も御神馬も魂が宿っていた。そう感じさせてもらえる、わからせてもらえる出来事でした。
御神木が倒木(横になった)ことによって、御神馬はその下敷きになったように横たわっていますが、実は御神馬の足は折れてしまいましたが、首も体もつぶれてはいません。御神馬、御神木が一緒に添い寝しているようです。
どうか、この御神馬、御神木の早期復旧の為に全国の皆様方のあたたかいまごころを御願い申し上げる次第であります。
馬が龍となり天に昇る

天から光の柱が降り注ぎ大地からは「氣」溢れ昇る賀茂神社の杜(もり)から、馬たちは龍となり天に昇り、再び降りてくる。
目に見える生命として、そして目に見えない御霊(みたま)として、すべての陰と陽の流転。当社では古来より馬たちの御霊はこの地より天へと昇ってゆくと伝えられております。この云われも悠久の歴史の中「御猟野」と呼ばれる当地が人と馬たが共に歩んできた「馬の聖地」たる由縁です。
私たち人間も『帰る場所』があると、ほっと心が安心できます。それは御馬たちも同様であり、その御馬たちの御霊が安心して帰ってくることのできる場所。そこから駆けてゆく場所を未来へ残してゆく事ができるのは、他ならない私たち人だけではないでしょうか。
愛する馬たちの力になりたい。
天智天皇の御代、日本で初めての馬の国営放牧場を建設された地に当社は創建され、当時より馬の守護神の座します日本の御馬の聖地として信仰いただいております。
御馬たちと歩んできました賀茂神社にて永い歴史の中、数多くのお言葉をいただいております。
「一緒に生きてきました、亡くなった馬の魂に会いに来ました」
「賀茂神社から全国の馬たちを応援したい」
「姿は見えないのに蹄の音が聞こえました」
「蹄跡がたくさんあり馬たちを大地から感じられます」
「この神社には、たくさんの馬たちの御霊を感じます」
「馬たちが天に向かって飛び立っているのを見ました」
等々、全国より感性の中で、不思議な体験をされた多くの方々、馬を愛してやまない方々が、日々お越しになられ、お力を貸してくださいます。
馬たちを愛しまれ参拝され、その心を捧げられる方がいるからこそ、 あたたかな人々の馬を想う祈りと心に導かれて、目には見えない御馬たちの『心』『魂』『御霊 (みたま)』たちが当社に集まり、尊い地としての「御猟野」が現代までこの地に残っているとだと感じさせていただいております。
御神馬像復興のごあんない
競馬に従事される皆様!
乗馬クラブの御関係各位を始め、乗馬をされる皆様!
そして御馬たちに想いを寄せ、愛されている皆様!
美しい姿、その命を全うし果たされました馬たちの為に「馬の聖地」として信仰される当社の境内に全国に類のない 「御馬の魂」御霊たちを慰め「御馬神霊」としてお祀りをさせていただきます。
馬の神々を崇め祀る社の創建する為に、どうか全国のご関係各位、御縁をいただいております皆様の絶大なるご協力を切にお願い申し上げる次第であります。
馬も我々人間と同様に尊い命をもち、馬たちの命を崇めることができるのは、我々人間だけであり、愛する馬たちが健康でいつづけるために寄り添うことができるのも他ならない我々人間です。
馬に御縁をいただいております皆様方にしか、馬たちの魂をお慰めすることはできません。
どうか、この日本の「御馬の聖地」に御馬たちの御霊が神として宿るための神社の創建に、お力添えを宜しくお願いします。これから生まれてくる子や孫たちに、本当の日本のすばらしい、慈しみの心を身をもってお伝え頂ければと存じますので、重ね重ね申し上げますが、どうかお力添えを賜りますよう伏してお願い申し上げます。










